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前回のSYSSTATでは、収集したデータはsarコマンドなどで見ることができますが、標準では、グラフ機能がありません。
そこで、グラフ化の為に「kSar」というツールを使えば、簡単にグラフを作ることが出来ます。

概要

  • サーバ側で専用のテキストデータの作成
  • クライアントPCに上記のデータの保存
  • クライアントPCにkSarをインストール
  • kSarでテキストデータを読み込み
    ※今回はクライアントPCはWindowsを想定しています。

それでは、これらを1つずつ実行していきます。

saXXXファイルのテキスト出力

まずは、環境変数LANGをCに変更します。
これは、テキストデータに日本語があった場合、kSarでエラーとなってしまうので、事前に文字コードを変換してテキストデータを作成します。

# LANG=C

次に、対象のsaファイルをテキスト出力します。
05日のデータをグラフ化する場合は以下のようにします。

# cd /var/log/sa
# sar -A -f sa05 > sa05.txt

作成できた「sa05.txt」をクライアントPCに保存しておきます。
※保存には、WinSCPとかを使って見て下さい。

kSarのインストール

クライアントPCにkSarをインストールします。

kSarは以下からダウンロードします。
http://sourceforge.net/projects/ksar/

ダウンロードファイルを解凍して、その中にある「kSar.jar」をダブルクリックしてkSarを起動します。

もしJavaの実行環境がインストールされていなかったら、事前にインストールしておきます。
インストールは、以下のサイトからインストーラをダウンロードして、インストールするだけです。
http://java.com/ja/download/

※kSarはJava製なので、WindowsでもMacでも同じように動きます。

kSarの使い方

kSarを起動すると、こんなウィンドウが開きます。
ksar000

ここで、ダウンロードしておいたテキストデータ「sa05.txt」を読み込みます。
ksar001

ksar002

読み込みが終わると、左側に色々と項目が並びます。
ksar004

各項目を選択すると、対象のグラフが表示されます。
下のグラフは、「proc/s」(1秒あたりに生成されたプロセス数)のグラフです。
ksar005

PDFでレポート化することも可能です。
以下のように、[Data] -> [Export to PDF]を選択して、
ksar006

レポートファイル名を指定して
ksar007

レポートに出力する項目を選択します。
ksar008

そうすると、レポートが作成されます。

こちらは表紙です。
シンプルでなかなかカッコイイですw
ksar009

中身はこんな感じになります。
ksar010
ksar011

こんな感じで、綺麗なレポートの作成が可能ですし、個別に画像ファイルに出力することも可能です。

ちょっと詳しくサーバ状況を調べたいなとおもった時に、グラフ化できるのは重宝します。

注意点

グラフもかっこよくて便利なkSarですが、トラフィックのグラフの単位が間違っているので、そこは注意が必要です。

上のグラフでは、単位が「rxbyt/s、txbyt/s」となっていますが、実際には「キロ」が抜けています。
つまり、この表示の解釈のままだと、「1秒あたりの受信バイト数」と読めますが、実際の値は「1秒あたりの受信キロバイト」です。

実際に他のモニタリングツールで確認してみて、おかしいことに気が付きました。

オマケ

kSarを起動する時、起動中に一時的に以下のような画像が表示されます。
omake

これは、ITとかは全く関係ない言葉で、本来は宮殿とか城塞とかを意味する言葉から来ているものです。
私はこれまで「ケイサー」と読んでいましたが、本来は「カスル」と読むらしいです。

他の人達はどう読んでいるんでしょうか?(笑)

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